*初めてのお節作り〜黒豆&栗きんとん*
今日は2020年最後の日。
もう終わるのかという焦りと、無事に終わったという安堵感が入り混じる大晦日です。
今年はとにかく世界中がコロナウイルスに振り回された一年となりました。
自分が生きている間にこんなことが起こるのかと不思議な感覚の一年でした。
私自身はニュースで見聞きする以外身近に感じることは少なく、最初こそ緊張感があったものの最近は異常な世の中に慣れてしまった感じがあります。
来年はどうなるのか、この先未来はどうなるのか全く予想がつきませんが、少しでも早く穏やかな生活が戻るといいなと願っています。
今年は実家への帰省もままならないので、こんな機会だからこそお節を作ってみようと早くから計画していました!
とは言っても何品も作ってお重に詰めるスタイルではなく自分が食べたいものだけ作りました。
お節には様々な意味合いが込められているのは知っていますが、正直馴染みのないものも多く家族も食べないものばかりなので…こうやってお節離れが進み伝統が途絶えてしまうのかなとも思いますが、まずはできる範囲から。
私が挑戦したのは子どもたちも絶対喜ぶであろう黒豆と栗きんとんの2品です。
早めに材料を買い揃えて準備は万端!
黒豆は29日の夜から仕込み始め、栗きんとんは30日の夕方に作りました。
初めてにしては上々の出来栄えだと思います。
せっかく作りましたが見合う器がないのが残念…
レシピや作り方はネットで調べたものを参考に、どちらも圧力鍋を使って作りました。
◆黒豆
◆栗きんとん
黒豆は豆を戻す時間がかかりますが実際の加熱時間は圧力鍋を使えば約10分とかなり短時間。
火加減の調整などの必要もなくとても簡単です。
いくつか皮が破れた豆はありましたが、シワもなくふっくら&ツヤツヤの黒豆ができました。
砂糖の量はレシピよりも少なめに調整しています(黒豆250gに対して砂糖150g)
これでも結構甘く感じたのでもう少し減らしても大丈夫そうです。
我が家では上白糖ではなくてんさい糖を使っているので、コクがあり甘みを強く感じるのも関係しているかもしれません。
もう一品の栗きんとんはさらに簡単。
さつまいもを柔らかくしてシロップと混ぜて潰すだけです。
裏ごしはしていませんが、圧力鍋で十分に柔らかくしておけばヘラで潰すだけでもなめらかになりました。
こちらも甘さ控えめにしたかったので砂糖は追加せずシロップと固さ調整の水だけで作りました。
思っているよりも柔らかめに練り上げないと冷めた時にポロポロとしてしまいます(あんこと同じですね)
実際私は仕上がりが固すぎたので、鍋に戻してシロップを追加して再度練り直しました😅
どちらも伝統的な作り方とは違いますが、美味しければ良しというのが私の考えです。
黒豆は鉄卵や釘などを入れると黒々と仕上がると言いますが私の手元にはなかったので省略、やっぱり黒色は薄めですが味は変わらないはずです。
そして栗きんとんもクチナシの実を入れると鮮やかな黄色になりますが、私は入れていないので淡い色。
これはこれで優しい色合いで全然アリだと思っています。
初めから完璧を目指さず、できる範囲でまずはやってみることに意味があります。
黒豆も栗きんとんも砂糖を減らすことであっさりとした甘味になり子どもにも安心して好きなだけ食べさせることができますが、その分傷みやすくなるので注意が必要です。
我が家は2日ほどで食べ切れる量しか作っていないので腐敗の心配はありませんが、本来お節は日持ちする料理が基本だと思うので、数日間保存することを考えたら昔ながらのレシピが良いように思います。
これも生活スタイルの変化ですね。
あとはいつも作る根菜と鶏肉の煮物も準備、お節の煮しめとの違いはよく分かりませんが食べ慣れた味なので安心できる一品です。
れんこんとにんじんを花型に切ってみましたがへなちょこでお恥ずかしい…でも長女は可愛い!すごい!と言ってくれたので良しとします。
北海道はなぜか大晦日にお節を食べる習慣があってお昼ごはんに黒豆・栗きんとん・煮しめを早速食べました。
小さな頃から大晦日にお節を食べることが当たり前だったので何の違和感もありませんが、他県の人にとっては不思議な習慣のようですね。
明日、元旦の朝にはお雑煮とともにまたお節を食べます。
ブログを書き始めて約1年半、ブログ熱の波はありますがなんとか今年も一年続けられました。
ただの主婦が食いしん坊魂全開で書き綴っているブログですが、コメントをくださる方がいたり様々な反応があるのが嬉しくてたまりません。
特に今年は人と直接会話をしたり交流する機会が激減したのもあり、誰かと繋がりたいという気持ちが強かったように思います。
2021年もゆるゆると自分の楽しみのひとつとして続けていきたいと考えていますので、よろしければお付き合い願います。
皆さんどうぞ良いお年をお迎えください。
2021年が素晴らしい一年になりますように。