*3/23 ホッケのみりん干し〜釣りは最強の食育*
◇ホッケのみりん干し
◇サラスパ
◇豆腐ともずくの味噌汁
◇いちご
【使用食材】 9品目
ホッケ、大根、にんじん、ミニトマト、卵、豆腐、もずく、長葱、いちご
このホッケのみりん干し自家製なんです!
私たち夫婦の共通の趣味は釣りで、結婚する前の休日は天気が良ければあちこち釣りに出かけていました。
GWなど長期休みは車中泊をしながら漁港を巡って釣り三昧の日々、ちょっと特殊ですがそれはそれは幸せな時間でした。
今は子どもたちが小さいのであの頃のような釣りはできませんが、成長して巣立った後にまた釣りバカな日々を送るのが私たちの夢です。
新型コロナウイルスの影響で家に閉じこもって過ごすこと約1ヶ月、外は雪も解けて例年よりも早く春の気配がしてきました。
そうすると外に出たい気持ちがムクムク湧いてきて、ついに先週末ドライブがてら家族で釣りに出かけてしまいました。
赤ちゃんもいるし外出の自粛が呼びかけられているのにと賛否両論あると思いますが、外でのレジャーだしそもそも釣りは他人との接触があまりないので大丈夫だろうと夫婦で意見が一致。
子どもたちも久しぶりに外の空気を吸って自然に触れて、思う存分走り回ってストレス発散になったようです。
何より私の気分転換になってかなりリフレッシュできました!
夫はたまに1人で釣りに行っているので、今回は私と子どもたちのサポート役に回ってくれました。
久しぶりのアタリ、魚の引きに昔の記憶がグングン蘇ってきて燃えてしまいました(笑)
その時に釣れたホッケで作ったみりん干しです。
みりん干しは初めて作りましたがとても美味しくできました。
ちょっと甘めで醤油の焦げた香ばしさもあり、子どもたちに好評でした。
ホッケは3枚に卸してタレ(醤油とみりん1:1)に半日ほど漬けてから『ピチット』という脱水シートで挟み一晩おきます。
※これは塩だけで味付けしている開き風のホッケです
たったこれだけで美味しいホッケのみりん干しの完成!
タレに漬けず塩を振ってピチットで脱水すればホッケの開き風一夜干しになります。
今回釣れたホッケ(15匹)は全てピチットシートでみりん干しと一夜干しにして冷凍してあります。
ピチットシートはとても画期的な商品で、魚を包んでおくだけで簡単に一夜干しが作れる魔法のようなシートです。
魚を一夜干しにするだけでなく、刺身のドリップを抑えるなどの効果もあるようです。
興味のある方は是非メーカーのHPをご覧ください↓
一夜干しから燻製まで幅広く使える食品用脱水シート ピチットオフィシャルサイト
これを初めて使った時は本当に感動しました。
それまでは干しカゴを使ってホッケを干していましたが、天気に左右されるし虫やカラスの心配もあるし、 カゴを洗う手間もかかるしと大変な作業でした。
でもピチットならそんな心配は一切無し!
冷蔵庫に一晩入れておくだけで美味しい一夜干しが作れるので一生手放せません。
私は釣りは最強の食育だと思っています。
「自分たちで釣った魚を食べる」という経験は貴重で素晴らしいものだと考えています。
畑で野菜を作って収穫するのと同じように、自分たちの手で食材を手に入れるという経験を通して子どもたちが何かを感じてくれると嬉しいです。
本当か嘘か分かりませんが、ホッケの開きはあの形のまま海の中を泳いでいると思っている子どもが居るとか…スーパーで切り身や開きになった魚しか見たことがないとそんな発想になるのかもしれませんね。
うちの子どもたちは生きている魚を見て触って、捌くところも見て食べるという経験をこれから先もたくさんすると思います。
姉妹は死んだと思った魚が突然ビクッと動くのに驚いたり、触るとヌルヌルしたりザラザラだったり、魚の内臓から小さなエビや魚が出てくることを不思議に思ったり、捌いた後の骨を観察したり色んなことに興味を持ってくれています。
親と同じように釣り好きになるかどうかは分かりませんが、この経験が長い人生のどこかで活きると願って嫌と言わない限りは一緒に連れて行きたいと思います。
それにしても鮮度がいいからなのか釣った魚は本当に美味しいんです!
大きさや脂の乗りは売っているものに敵わないかもしれませんが、自家製のホッケの一夜干しは絶品です。
自分で作るようになってからはホッケの開きを買うことはなくなりました。
冷凍庫にはまだたくさんのホッケ達が眠っています。
しばらく美味しいホッケを楽しみたいと思います。